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1952 マリリン モンロー&シャネル N°5

1952年4月7日の『ライフ』誌がマリリン モンローを特集。このときの取材テープに「シャネル N°5を愛用している」と彼女が初めて話したのが録音されています。 マリリン モンローは「マリリン、寝るときは何を着ていますか?」と尋ねられ、「シャネル N°5だけ、と答えたの」と語っています。1955年、写真家のエド ファインガーシュは、「シャネル N°5」のボトルを手にしているマリリン モンローのポートレートを撮影しました。

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エド ファインガーシュ撮影によるマリリン モンロー、1955年

スクロールする

1954

カムバック

71歳のガブリエル シャネルはクチュール メゾンの再開を決意。2月5日に開催したファッションショーはアメリカのメディアから高く評価されました。コレクションの最初のルックは、数字の「5」をあしらったジャージー素材のセットでした。

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カンボン通り31番地の階段に立つ、ロベール ドワノー撮影によるガブリエル シャネル、1953年

1954

アンリ ロベールの就任

アンリ ロベールがシャネルの専属調香師としてエルネスト ボーの後を継ぎました。

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1955

ハンドバッグ「2.55」の誕生

1955年、ガブリエル シャネルはゴールドのチェーンをあしらった有名なキルティング バッグをデザイン。このバッグは誕生した年にちなんで「2.55」と名付けられました。この機能的なバッグにはソフトなチェーンストラップが採用されていて、女性が両手を自由に使うことを可能にしました。

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マイク ド デュルメン撮影によるガブリエル シャネル、1957年

1955

フレグランス「プール ムッシュウ」を発表

アンリ ロベールは、マドモアゼルの生涯唯一となる男性用フレグランス、「プール ムッシュウ」を創作。このフレッシュなシプレノートのフレグランスは、シトラスが香るトップノートの後スパイシーなミドルノートが展開し、ラストノートでウッディな余韻が静かに香ります。

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1956

ブレードを施したツイードのスーツの誕生

ガブリエル シャネルは、シャネルの代名詞となる ブレードを施したツイードのスーツをコレクションで発表しました。

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『ヴォーグ』で1958/1959年秋冬 オートクチュール コレクションのスーツを着たマリー=エレーヌ アルノー、1958年9月

1957

バイカラー シューズの誕生

ガブリエル シャネルは、つま先にブラックのレザーをあしらったバイカラー シューズをデザイン。ベージュのレザーが脚を長く見せ、ブラックのつま先が足を小さく見せます。靴専門のアトリエ、マサロがかかと部分に採用した伸縮するストラップによって履き心地が向上し、革命的なデザインとなりました。

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スーツとバイカラー シューズを着用し、シャネルのモデルたちに囲まれたイタリアの女優ジーナ ロロブリジーダ、1964年10月25日

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