「シャネル・カルチャー・ファンド」は、文化面や社会面における新しい考え方、より優れた表現の推進に取り組む文化的革新者を支援するユニークなイニシアチブとパートナーシップのグローバルプログラムです。このファンドは、アートが、重要なインスピレーションの源となるだけでなく、私たちの世界の見方にも変化をもたらすこの時代に、“声の平等”を支持し、世界のゲームチェンジャーたちの存在を広く世に知らしめるようにすることを目指しています。
シャネル・カルチャー・ファンドのパートナーシップ
シャネルは、これまでの文化支援の豊かな歴史をさらに発展させ、世界中の主要な文化機関と長期的なパートナーシップを結び、創造的で文化的な思考の革新を支援する新しいプログラムを立ち上げています。こうしたプロジェクトは、これまで見過ごされてきたストーリーにスポットライトを当て、分野の枠を超えたコラボレーションを促進し、文化や社会に貢献する変革のアイデアを推進することを目的としています。
パートナー機関と立ち上げたプロジェクトは以下のとおりです。
リウム美術館、ソウル
リウム美術館初の公開プログラム「IDEAミュージアム」は、韓国を始め世界中で活躍する一流のアーティスト、哲学者、科学者を招集して行われる複数年にわたる取り組みです。
「生態学的転回:その時何に注目すべきか?」と題された初回のシンポジウムでは、世界的に著名な学者による気候変動とサステナビリティについて話し合うと同時に、先見性に富んだ視点をもつアーティストによるフィルムが上映されます。また、エッセイ集が毎年出版され、専用のオンラインプラットフォームが2024年に開設される予定です。
シカゴ現代美術館(MCA)、米国
MCAの新しいプログラム「コンテンポラリーDNA」は、美術館のコレクションでは見過ごされている、グローバルサウスやそれ以外の地域のアーティストを発掘し、彼らにスポットライトを当てることに焦点を置いています。MCAは2024年2月にこの複数年にわたる取り組みを開始し、毎年2名のシャネル キュラトリアル フェローを迎える予定です。彼らの知識は展覧会や収蔵品に反映され、美術館の公開プログラム「ダイアログ」に役立てられます。
ナショナル・ポートレート・ギャラリー、ロンドン
“シャネル コレクション”のキュレーター”を務めるフラヴィア・フリゲリ氏が率いるチームが結成され、コレクションやギャラリーの展示における女性の表現を研究し、その価値を再評価しています。この重要な改革事業は、2023年7月のリニューアルオープンの際に発表され、1896年の開館以来、ギャラリーにおいて最も大規模なプロジェクトとなりました。
ポンピドゥー・センター、パリ
「Assemble」は、建築家、デザイナー、アーティスト、科学者らが、持続可能な都市やコミュニティのための新しいエコロジーを創造するための共同探求に焦点を当てた、複数年にわたるプログラムです。
上海当代美術博物館
ネクスト・カルチャー・プロデューサー・プログラムは、中国における工芸と建築の新しいアイデアや新たな動向を紹介しています。毎年、このプログラムの公募では、関連する創造的な活動を行っているクリエイターにグループ展の企画を依頼しています。現代性に光を当てた展示は、観客に親しみやすく刺激的な体験を与える場となっています。
シャネル・ネクスト・プライズ
CHANEL Next Prizeは、音楽、ダンス、パフォーマンス、映画、ビジュアルアート、デジタルデザインなど、各分野で革新的な活動を行う10名のアーティストそれぞれに10万ユーロの賞金を授与します。年齢、性別、国籍を問わず、あらゆるアーティストを対象とするこのアワードは、変革をもたらす入賞者のプロジェクトをサポートするとともに、シャネルがキュレーションを企画するメンターシップ、アカデミックプログラム、ネットワーキングコミュニティへの参加の機会を提供します。
Next Prizeとは?
CHANEL Next Prizeは、芸術と文化の分野におけるイノベーションの促進を目的としたグローバル アワードです。クリエイティブな冒険家に新しい大きなプロジェクトやアイデアに取り組むためのサポートを目的としたCHANEL Next Prizeは、アーティストたちが、先見性あふれるアイディアを実験し、新たな形態での創作活動を試み、他分野にわたってコラボレーションできる状況をつくり出すためのものです。
10人の受賞者には、それぞれ資金として10万ユーロが授与されるほか、それぞれの先駆的な取り組みの影響を深めるために、シャネルが促進するネットワーク構築の機会や指導を受けることができます。この賞は、芸術を支援してきたシャネルのレガシーをさらに発展させたものです。ガブリエル シャネルは、当時のアバンギャルドなアーティストたちを献身的に支援してきました。そして、彼女の願いは “ce qui va arriver”、つまり「次に起こること」に立ち会いたいというものでした。隔年で授与されるこの賞は、映画や映像などさまざまな分野で活躍する世界の芸術文化界のリーダーからなる諮問委員会によって、匿名で推薦されたアーティストに授与されます。
2022年に発表された第1回CHANEL Next Prizeの受賞者は11か国にわたり、デザイン、映画、パフォーマンス、ビジュアルアートなど多彩な分野から選ばれ、様々な芸術形態の流動性を称えるグローバルな賞にふさわしいものとなりました。第2回CHANEL Next Prizeの受賞者は、2024年初頭に発表される予定です。