1910 「シャネル モード」のオープン
「ココ」と呼ばれるようになったシャネルは、カンボン通り21番地に帽子店「シャネル モード」をオープン。その帽子を当時の有名なフランス人女優たちが着用し、ココの名声を高めました。
自作の帽子をかぶったガブリエル シャネルのポートレート。演劇雑誌『Comœdia Illustré』詩に掲載、1910年10月1日発行
Comœdia Illustré.October 1st 1910 Photo: Félix
1912
ドーヴィルに初めてブティックをオープン
ガブリエル シャネルはドーヴィルに自身初のブティックをオープン。1913年からは、それまで男性肌着用の素材と考えられていたジャージーを用いたスポーツウェアを発売しました。このアプローチがファッション、そして女性のライフスタイルに革命を起こし、瞬く間に成功を収めました。
ドーヴィルのブティック前に立つガブリエル シャネル、1913年
© Collection Deauvilloise, Deauville (France)
1915
ビアリッツに初めてのクチュール ハウスをオープン
マドモアゼル シャネルはブティックの成功に後押しされ、フランスのビアリッツに初のクチュール ハウスをオープン。ここで300人のスタッフを雇い入れ、初のオートクチュール コレクションをデザインしました。
ビアリッツのクチュール メゾン、1931年
© National Library of France / Frères Séeberger
1918
カンボン通り31番地にブティックをオープン
ガブリエル シャネルはカンボン通り31番地の建物を購入し、そこにクチュール ハウスを構えました。この「31番地」の建物にはブティック、サロン、アトリエが作られ、それは今日も変わっていません。
テレーズ ボニー撮影によるカンボン通り31番地のシャネル ブティック、1929年
© The Regents of the University of California / City of Paris / Bibliotheca historica