お手入れに関するアドバイス
ウォッチ

シャネルは、お客様のウォッチを構成する材料の品質を最も重要視しています。ご使用とお手入れの際のちょっとした注意で、ウォッチの外観美と機能を長く保つことができます。

時計のお手入れ

セラミックまたは金属製ブレスレット

事前に時計のリュウズがねじ込まれ、押し込まれていることを確認してください。中性洗剤で洗い、真水で充分にすすいでください。乾いた柔らかい布で拭いてから十分に乾かします。

ラバー製ストラップ

事前に時計のリュウズがねじ込まれ、押し込まれていることを確認してください。中性洗剤で洗い、真水で充分にすすいでください。乾いた柔らかい布で拭いてから十分に乾かします。

ホワイトラバー製ストラップ

落ちにくい汚れの場合(染みなど)重曹を溶かしたぬるま湯をご使用の上、柔らかいブラシ等で洗浄してください。

レザーおよびサテンストラップ

乾いた柔らかい布で優しく汚れを拭き取ります。

時計の防水性

時計の防水性とは

防水パッキンにより、ほこりや水が時計内部に侵入することを防ぎます。最適な防水性を保証するため、2年に1度防水パッキンを交換することをお勧めします。

時計を水中につけると、水深が大きくなるにつれてガラス部分にかかる圧力が増大します。内部の空気圧が、外部圧に対して拮抗するかたちで対応します。

シャネル ウォッチの防水性は、裏蓋に刻印されています。

注意事項

温水

高温による防水パッキンの損傷を防ぐため、スパやバスルームにはウォッチは持ち込まないでください。

海水

塩分による防水パッキンの損傷を防ぐため、ウォッチが海水に浸水した場合は、その都度、真水ですすいでください。

ねじ込み式リュウズ(J12 ウォッチの一部モデル)

ねじ込み式リュウズの時計は、水につける前にリュウズが完全にねじ込まれていることを確認してください。

磁気について

磁気とは?

時計の磁気帯びとは、磁気が時計の作動に悪影響を及ぼすことです。磁気を持つ製品は日常生活のあらゆるところに存在し、スマートフォン、タブレット、マグネットチャック付きのバッグ、電磁調理器、冷蔵庫、スピーカー、テレビなどが挙げられます。

磁気が時計に及ぼす影響は?

時計は磁場に入るとムーブメントの正常な動きが妨げられ、時刻の狂いや各機能の作動不具合を引き起こします。 オートマティック ムーブメントを搭載した時計は、クォーツ ムーブメントの時計と比べ、より敏感に磁気の影響を受けます。 実際に、オートマティック ムーブメントの金属部品(テンプ部ヒゲゼンマイや香箱入りゼンマイなど)は磁化によって部品同士がくっつき、ムーブメント機構が正常に作動せず、結果、時刻の急激な進みや遅れ等の不具合を引き起こすことがあります。 ただし、クォーツの場合、時計は磁場から離れればその殆どが通常の機能を回復します。しかしながら、非常に強い磁場内に時計が*15分以上置かれた場合、磁気の影響がムーブメントに長く残ることがあり、時刻が狂い続けたりするおそれがあります。

*上記のデータはスマートフォン、タブレット、ラジオスピーカー等の、日常使用する機器をもとに算出した数値です。 数値は磁気の強さにより異なります。

磁気から時計を守るには?

強力な磁気を発生させるものから時計を10 cm以上離してください。

磁気帯びした場合は?

時計が磁気帯びしているかどうかを確かめたい場合は、方位磁石のそばに時計を置いていただければ分かります。 磁気帯びの場合、方位表示が狂います。 (方位磁石は微弱な磁気にも反応するため、あくまでも目安としてください。)

磁気帯びしてしまった時計は磁気を抜く修理が必要となります。 お近くのシャネル ブティック、シャネル ファイン ジュエリー ブティック、またはシャネル ウォッチ正規販売店へ時計をお持ちください。 シャネルのリペアサービスでお預かりし、脱磁を含めたメンテナンスを行わせて頂きます。

お手入れに関するアドバイス

オートマティック ウォッチ

オートマティックムーブメントは、手首の動きにより自動的に巻き上げが行われます。 ブレスレットのサイズが適切でない場合、巻き上げ不足になることがありますので、手首に合うようサイズ調整することが重要です。 ウォッチを着用していない状態で、パワーリザーブは約38~70時間です。(モデルにより異なります)

そのパワーリザーブが十分でない場合は、手で巻き上げる必要があります。 機械式時計のムーブメントには 耐衝撃機構が組み込まれていますが、ショックに対して敏感であることには変わりありません。

したがって、ゴルフやテニスなど激しい振動を伴うスポーツを行う際は、時計を腕から外してください。繰り返しの振動やショックで機械内部の調整機構に不具合や損傷を及ぼす恐れがあります。

メンテナンスの頻度

メンテナンスの頻度4~5年
防水性の点検の目安- 2年
- 海あるいはプール等で使用された場合は1年

時計に異常がみられる場合

お客様の時計は、以下の症状に当てはまりますか。原因や解決策など詳細情報については、時計の状態に該当する項目を参照してください。

時計が止まってしまった

手動でリュウズを巻き上げてみてください。 それでも動かない場合は、以下の2つの原因が考えられます。

  • オートマティック システムのねじが緩んでいる:メンテナンスが必要です。
  • ムーブメントの潤滑油乾燥、またはムーブメントの汚れ、衝撃あるいは水によりムーブメントが損傷している:総合的な点検でムーブメントの状態を元に戻すことができます。

時計が遅れる、あるいは進む

以下の2つの原因が考えられます。

  • 時計が磁力にさらされているか、調整が必要:メンテナンスが必要です。
  • ムーブメントの潤滑油乾燥、またはムーブメントの汚れ、衝撃あるいは水によりムーブメントが損傷している:総合的な点検でムーブメントの状態を元に戻すことができます。

ガラス内部が曇っている

ムーブメント内部に浸水している:総合的な点検が必要です。

時計のメンテナンスをご希望の際は、 シャネル ブティック、または シャネル 正規販売店に時計をお持ちください。詳細の点検のため、時計をシャネルのリペアサービスにお送りします。

クォーツ ウォッチ

クォーツ ウォッチの電池が切れた際には、すみやかに交換することをお勧めします。古い電池から液漏れが発生し、ムーブメントに取り返しのつかない損傷を与える場合があります。

メンテナンスの頻度

電池の寿命2年から4年 モデルにより異なります
点検の目安4~5年
防水性の点検の目安- 2年
- 海あるいはプール等で使用された場合は1年

時計に異常がみられる場合

お客様の時計は、以下の症状に当てはまりますか。原因や解決策など詳細情報については、時計の状態に該当する項目を参照してください。

時計が止まってしまった

以下の2つの原因が考えられます。

  • 電池が切れた:電池の交換が必要です。
  • ムーブメントが損傷している(電池の液漏れ、浸水など):総合的な点検でムーブメントの状態を元に戻すことができます。

時計が遅れる、あるいは進む

ムーブメントが損傷している:総合的な点検が必要です。

ガラス内部が曇っている

ムーブメント内部に浸水している:総合的な点検が必要です。

時計のメンテナンスをご希望の際は、 シャネル ブティック、または シャネル 正規販売店に時計をお持ちください。詳細の点検のため、時計をシャネルのリペアサービスにお送りします。