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フランソワ コラー 「シャネルの階段で」 1937年 / 回顧展での展示 Alice Sidoli © Jeu de Paume, 2016

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フランソワ コラー 「シャネルの階段で」 1937年 / 回顧展での展示 Alice Sidoli © Jeu de Paume, 2016

Tuesday, March 29, 2016

FRANÇOIS KOLLAR
EXHIBITION IN PARIS

写真家フランソワ コラーの回顧展『A Working Eye』。フランスにおいてはこれまでにない大規模なスケールで、1930年代から1960年代にかけて、ヨーロッパやアフリカで撮影された130点を超える写真を含む彼のアートの全貌が展示されています。ハンガリー出身で、特に労働をテーマとするルポルタージュの分野では、20世紀のフランスを代表する偉大な写真家の一人です。

広告用写真でキャリアをスタートさせたフランソワ コラーは、長年『ハーパース バザー』などの雑誌撮影を担当し、1946年までに200点以上のファッション写真やポートレートを発表しています。モデルの撮影や一流メゾンの広告、マドモアゼル シャネルをはじめとするファッション界の中心人物の撮影を手掛けた彼は、バックライティング、ダブル エクスポージャー(多重露出)、スーパーインポーズ、ソラリゼーションなどの新しい技法を次々と取り入れ、オリジナリティに富んだ構図を試みました。鏡の効果を利用した写真もあり、その一枚が、カンボン通りのシャネル ブティックの階段で撮影されたこの写真です。

コラーのキャリアを年代順に辿る展示は、初期の実験的な作品に始まり、広告やファッションの作品へと続きます。回顧展の中心は1930年代の変わりゆく労働の世界を捉えたルポルタージュ写真で、1950~1960年代に当時のフランス領西アフリカやフランスの労働者を撮影した写真のシリーズが展示を締めくくっています。

Jeu de Paume
1, Place de la Concorde, 75008 Paris
2016年2月9日~5月22日

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© Julien Mignot

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© Julien Mignot

Friday, March 25, 2016

SILVER TWEED

2016春夏 コレクションのシルバー ツイードは空の旅の世界にインスパイアされたもの。

クラシック ツイードであれば1日でおよそ200メートルの布地を織ることができますが、シルバー ツイードの場合はわずか7メートル。きわめて緻密な手仕事を必要とする特別な素材であることがわかります。

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*ポール モラン著「The Allure of Chanel」p52から引用したマドモアゼル シャネルの言葉 (Pushkin Press, 2013)

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*ポール モラン著「The Allure of Chanel」p52から引用したマドモアゼル シャネルの言葉 (Pushkin Press, 2013)

Thursday, March 24, 2016

JERSEY

「ジャージーは質素でありながら、最も扱いが難しい布地のひとつです。もちろん、よく知っています。それでも、私は挑戦しました」*と、かつてマドモアゼル シャネルは語っていました。

1913年に早くもジャージー素材に着目したマドモアゼル シャネル。もともとジャージーは、主に男性用の下着や船乗りのTシャツに用いられていた「目立たない」機械編みの素材でした。しかし瞬く間に、ジャージーはマドモアゼルの成功に欠かせない存在になります。最初のデザインを発表してからわずか3年後には、ある米国人ジャーナリストが、「シャネルは彼女自身の美学を極めています。そして、その根幹を担っているのがジャージーです」とコメントしています。

一般的に、ニット素材のジャージーは柔らかすぎるため、体にフィットするデザインには向かないと考えられていましたが、彼女はそこに惹かれました。快適で流れ落ちるようなラインを描くジャージーは、着心地の良さを追求していたマドモアゼル シャネルにとって最高の素材だったのです。こうして、女性のシルエットへの新たなアプローチは、絶大な支持を得ていきました。

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