© Shelby Duncan
PRECISION AND MOVEMENT
OPENING GALA COSTUMES
2021年、パリ国立オペラ座の新シーズン開幕を飾るのは、ヴィクトル グゾフスキーによる演目『グラン パ クラシック (Grand Pas Classique)』。衣装の細部まで手作業で施された刺繍は、シャネルのメティエダール アトリエであるルサージュの職人たちによるものです。ミッドナイトブルーのシルク ベルベットで仕立てたビスチェとブラック チュールのチュチュが描くフェミニンなシルエット。濃いブルーのシェードを纏ったチュチュに、星座のように刺繍されたスパンコールやビーズ、ストラスが輝く星空を想起させます。この美しく詩的なモチーフはベルベットのエレガントなダブレットにもあしらわれ、そのマスキュリンな魅力を引き立てています。