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© Olivier Saillant

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© Olivier Saillant

THE MODERNITY OF ANTIQUITY

パリのグラン パレで開催された2017/18クルーズ コレクション ショー。ゲストたちの目の前に広がるのは、古代ギリシャの遺跡の風景です。カール ラガーフェルドは時代を超越したこの舞台で、約85のルックを通して、自らが思い描いた古代の理想的な世界を表現しました。時代を遡る旅のように、古典主義の伝統を再解釈し、モダンなエレガンスを添えたコレクションが披露されました。

流れるようにゆるやかなライン、ドレープが形作るシルエット、サンバースト プリーツ、ドレープやギャザーを寄せたショルダー、ベルトで締めたウエスト、アシンメトリーなネックライン、ビスチェ、ロングスカート、パンツ、そしてジャンプスーツ。カラーパレットは、光沢のあるホワイト、ベージュ、ネイビー、ブラック、そしてほのかな輝きを放つゴールドと、古代の陶器を彷彿とさせるテラコッタ。素材は、ツイードやジャージー、シルク、リネン、ニット、レース、クレポンで、足もとは神殿の円柱を思わせるヒールが印象的な明るい色のグラディエーター サンダルを合わせています。シンプルで美しいラインを引き立てるのは、繊細な刺繍やラフなフリンジ、洗練されたディテール。アクセサリーには、ロング ネックレスやブレスレット、バングル、勝利の冠を思わせるヘッドピースが登場しました。縁にフリンジをあしらった一重のツイードで仕立てられているのは、ジップとロープベルトが印象的なチュニック ドレスや、ゆったりしたクロスオーバー コート。ツイードの質感により、ドレスとジャケットのアンサンブルや、ヒップに古代の壺のような丸みをもたせたAラインのクラシックなジャケット スーツのシルエットが際立っています。ショート スカートやプリーツ スカート、流れおちるようなロング丈のライディング ローブやドレスはまるで、ローマの女神ウェスタに仕えた巫女やニンフ、女神、神話、あるいはプラクシテレスの彫刻のために作られたかのよう。規範とも言うべき古代の美と、パリ シックとシャネルのスタイルが呼応し合っています。

さまざまな想像をかき立てるコレクションのフィナーレ。月桂樹の冠とオークの葉にカメリアをあしらったプリントのドレープ ドレスやチュニックに続いて、永遠の美を讃えるように登場したのは、シェイプされたウエストにスパンコールのエンブロイダリーを施したホワイト クレポンのロング ドレスでした。

Françoise-Claire Prodhon

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