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© Olivier Saillant

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© Olivier Saillant

Wednesday, January 25, 2017

SPRING-SUMMER 2017 HAUTE COUTURE

カンボン通り31番地を包むアールデコの雰囲気と、マドモアゼル シャネルが自らデザインした有名な鏡張りの階段に戯れる光。これらにインスパイアされた2017春夏 オートクチュール コレクション ショーの舞台が、パリのグラン パレに登場しました。

ステージの中央に屹立するのは、無数の鏡で装飾された巨大な円柱。床に敷き詰められたスモーク仕様のガラス ミラーが、シャネルを象徴するキルティング パターンを形作ります。大輪のカラーの花の香りが会場を包み、華やかさを添えています。鏡を張りめぐらせたこの壮大な会場は、カール ラガーフェルドがデザインした約70点のルックを発表するのにふさわしい完璧なステージでした。

メタリックなニュアンスが明るさを添える、繊細な色彩のパレットを基調とするコレクション。非の打ちどころのないデザインのシルエットが、究極のミニマリズムによってエレガンスを追求するオートクチュールの精神を形作っています。グレーやホワイトと共に展開されるベージュやピンク、イエロー、グリーン、ブルーなどのパステル トーンが、シルバーやスパンコールをはじめとする光輝く色彩と組み合わされ、フレッシュな印象をもたらしています。シルエットは極めてフェミニンで、ウエストよりやや高い位置のベルト、構造的なショルダー、強調されたヒップ ラインが特徴的です。スーツも同じラインを踏襲しています。ベルトを合わせたもの、ウエストにドレープを入れてチューリップ スカートを合わせたもの、あるいはラバリエールでソフトな印象にしながら、コートドレスのようなトロンプルイユ効果を生み出しているものも。光沢のあるツイード コートの下に、ペール カラーのプリーツ スカートやドレスを合わせたルックのコントラストが見事です。

今シーズンのイヴニングは壮麗なシース ドレスや裾広がりのシルエットのドレス、チュール ストール、ビスチェ、そして軽やかで繊細な素材が華やかさを添えるロングスカート。ラジミール、ダッチェス サテン、オーガンザ、タフタ、フロッキーレースやラミネート加工を施したレース、チュール、ジャカード、ジョーゼットといった布地に、煌くエンブロイダリーやフェザーのトリムがあしらわれています。絞ったウエストはイヴニングにも取り入れられ、流れる落ちるようなラインやボリューム感を優美に強調するシルエットを生み出し、シルバーやアセテート、光沢のあるスパンコールやミラーのエンブロイダリーが、優雅で華やいだ雰囲気を演出しています。

モデルたちの髪は、ボーイッシュなショート カットを現代風にアレンジしたタイトなスタイルで、ボーターハットを後方に被っているルックも。キャットウォークに繰り出す足もとには、シルバー レザーのスティレット ヒールや、巧みなエンブロイダリーが施されたサイハイブーツを合わせていました。

Françoise-Claire Prodhon

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