lady-curzon--vice-queen-of-india
lady-curzon--vice-queen-of-india

Wednesday, December 21, 2011

LADY CURZON, VICE-QUEEN OF INDIA

最新のメティエダール コレクションに「パリ‐ボンベイ」の名を冠したカール ラガーフェルド。彼は19世紀のインドについて次のように語っています。「副王という存在に、とても心魅かれます。だからこそステラ テナントを選びました。彼女は、1900年頃の有名な副王夫人で実に美しい女性だったレディ カーゾンに大変よく似ているのです。良い意味で英国人らしく、彼女のイメージには、英国とインドそれぞれの良いところがミックスされています」。

1898年のボンベイ。インド副王に任命されたジョージ カーゾンは、英国領インド帝国で最高位の官職に就くために任地に赴きます。妻のメアリー ヴィクトリア カーゾンは、副王夫人として彼に同行しました。その洗練された美しさとスタイルは、今なお人々に印象深く残っています。

メアリーは、インドの文化や伝統的な織物の振興にとても熱心な人でした。副王夫人という地位により、彼女がファッションに及ぼした影響は甚大でし た。アレクサンドラ英国女王に献上するドレスのデザインにもメアリーは力を貸しています。このドレスは金の織物に金の刺繍を施したもので、手掛けたのはデ リーのチャンドニー チョークにある、メアリー自身がワードローブをあつらえていたアトリエでした。

英国のファッションとインドのインスピレーションの融合は、彼女のライフスタイルにも反映されています。彼女は1903年、英国王エドワード7世の 戴冠式に孔雀のドレスをまとって登場し、センセーションを巻き起こします。金糸でステッチが施されたそのドレスには、名高いインドの鳥、孔雀の羽根が刺繍 されていました。

レディ カーゾンがインドの職人たちの後ろ盾となったことにより、彼らの能力や技術は広く知られることになりました。彼女はインドの織物を用いたドレスを身につけ て、そうした素晴らしい織物の作り手たちの広告塔となったのです。絹織物や刺繍の職人に、モチーフを施したり織り方に流行を取り入れるように勧めることも ありました。

油彩画: ウィリアム ログズデイル作 「Mary Victoria Leiter, Marchioness Curzon in her Peacock Gown」(1909年)
撮影: ジョン ハモンド © Bridgeman Art Library, Paris

シェア

リンクがコピーされました