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COCO CHANEL'S APARTMENT
THE 18TH CENTURY ARMCHAIR

このアンティークのアームチェアは、1937年にホルストが撮影した写真でガブリエル シャネルが腰掛けていたもの。ウォルナット材に彫刻を施し、白いサテンが張られています。後にホルストは、このアームチェアに腰掛けるマドモアゼルがとても沈痛な面持ちだったと打ち明けています。そしてそれは、恋のためだったとも。撮影後、このアームチェアの行方を知る人はいませんでした。ところが1980年代にモンテカルロのオークションでこのアームチェアを見つけたカール ラガーフェルドは、まさにこれがホルストの写真のものだと確信します。こうして、アームチェアはマドモアゼル シャネルの アパルトマン に戻ってきたのです。

18世紀の家具の名工、シュヴィニーが手がけたこの逸品は、三辺の比率が独特で、その由来から「ハーフバスタブ」という解説がつけられています。というのも、浴槽用の木の板を切り、そこにサテンの生地を張って作られているためです。ブロンズの脚には、部屋から部屋へバスタブを移動させるための車輪の名残を見てとれます。

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